奈良県生駒郡三郷町

平成21年（2009）8月

修理前

持聖院裏山所在の大型笠仏（高さ約220cm）が傾いてきたため、寺と町教委の依頼に基づき、山川が救援作業を行なったものです。

機械が使えない場所だったため石仏を手作業で解体し、手製の橇で麓近くの駐車場まで移動しました。

3D計測・採拓

現状を3D計測した後、薬剤で石仏の表面を強化しました。移動後、笠と石仏本体は詳細な3D計測や採拓を行いました。

修理後

なお石仏はその後、持聖院境内に移築されています。（※山川以外の別の業者が担当）。

報告：「一針薬師笠石仏解体調査報告」（山川著『石塔造立』法蔵館収載）