奈良県天理市

平成21年(2009)8月

修理前

長岳寺境内にある鎌倉後期の五輪塔の歪みが目立っていたためこれを解体し、各部材を本来の正しい方向に組み直しました。

計測・調査

3D計測担当:株式会社アコード

解体した際、部材ごとに3D計測を行いました。石造物に対する3D計測としては、最も初期の事例となります。

修理工事担当:株式会社谷本石材

免震・耐震

それぞれの部材の間には免震材を入れて耐震構造としました。

免震工事担当:株式会社安震

組み上げ

修理工事担当:株式会社谷本石材

修理後

計測データを元に五輪塔の1/2サイズのウレタンモデルが作成され、大和型五輪塔の典型例として、全国三カ所にそのレプリカが造立されました。